Path to PFN

Kento Nozawa
03 March 2024

ここに書いてある内容はすべて入社前に私が知り得た内容です。


応募(4回目)

今回転職するにあたって、新卒採用の際に不採用だったPFNに応募して、採用していただけました。自分はインターン等含め、PFN (PFI) から不採用通知を2回受け取っています。自戒なのですが、不採用通知を受け取ると「2度に応募したくない」とか「私は到底この会社の求める技術力に到達できない」とか思うんですが、視野(?)を広く持っておいてもあまり損はないと思うようになりました。完全に主観的な意見ですが、面接の合否には候補者から見えない要素も関係していて、例えば、会社の経営状況、面接官との相性、当日の候補者の体調、同じポジションに先に他の人が決まってしまった、などが考えられます。そうではない部分(面接での振る舞いや技術的知識など)は、応募者側で改善できるので、やりましょう…

アラインメント

上とも少し重複する話題です。会社も応募者も状態が変わります。会社側の例として、2022年の段階で Preferred Elements という基盤モデルの会社はありませんでしたが、2023年の終わりには設立していますし、入社前にGENIACという国のプロジェクトに採択されたことがニュースになりました。今回の応募の際にはこれらの状況は、応募者である私としては、多分運がよいことで、PFEのポジションが埋まったりする前に応募できたので、少し有利だったのかもしれません。


採用情報 PR

採用ページ: Software Engineer - Foundation Models / ソフトウェアエンジニア 基盤モデル



採用に関わらないことを含んだ雑多なタイムライン

2014

記憶がある範囲で最初にPFN (PFI) のことを知ったのは、word2vec が日本で騒がれていた頃です。具体的には日本語解説の資料の一つとして以下を勉強して、会社(PFN/PFI)のことを知りました:

Statistical Semantic入門 ~分布仮説からword2vecまで~

2015

理由は忘れましたが、上記のスライド作成者の海野さんがオーガナイズされていたような気がするEMNLP2015の論文読み会で論文の紹介をしました 1

2016

採用イベントのオープンハウスに参加しました。

PFN&PFI2016 夏期インターンに応募して、コーディング課題通過後の面接で落ちました。その年の京都のIBISでこのインターンの人たち2が集まっていて嫉妬した記憶があります。

2017

同じ研究室でレトリバでバイトしていたhimktに誘われて、3月にレトリバで飲み会(?)に参加した記憶があります、ありがとうございました。

ICLR2017 論文読み会crcrpar と知り合いました。また、ICLR2017に参加された宮戸さんがいらしていて、PFNにはすごい方がいるんだなと思った記憶があります。

2018

PFI/PFN/レトリバの関係者が昭和記念公園のBBQするとのことで、またhimktに誘われて行ったんですが、この会の人たちはほとんど私のことを知らないので、今思うと不審者ですね。もう少し自分から話しかけたらよかったかもしれません。

この年に杉山・佐藤・本多研に入りました。毎年少なくとも1人は学生がPFNにインターンをしている印象があって、その後にバイトをしている人もいらっしゃいました。その縁もあって、NeurIPSでOptunaの存在を知りました。

2020

OSSが好きなので、なんとなくOptuna に貢献し始めました。そこまで巨大なリポジトリではないのと、他のライブラリのintegrationや可視化など細かい単位で疎な結合しているモジュールがあるので、そう言ったところの改善はblack-box optimisationを知らなくてもできるので、とっつきやすかった記憶があります。

また、東京のryudaというお店でやっていた醸燻研究所のタップテイクオーバーイベントに行きました。そこに来ていたPFNの社員の方々とリングフィットアドベンチャーの話をした記憶があります。このbrewery、実は同郷の方が創業していて、創業者の一人の樋口さんはPFN社員でもあります:


2021

この年にDC1が終わるので、crcrparさん経由でPFNのバイトを紹介してもらいました。ありがとうございました。ちょうどcrcrparさんとの入れ替わりでこの年の4月から part-time engineer で AutoML team に参加しました。この時は、covid-19の時期だったのと居住地の都合で、出社する機会がなく、会社についてはほぼ外部にいるのと同じ情報しか見えていない印象がありました。

2022

上記のチームの方々からリファラルをいただいて新卒のリサーチャーでの採用を受けたのですが、一次面接で落ちました。面接の内容から、当時の会社の方針と私のやりたいことが合っていなかった気がしました。OptunaのことはOSSとして続けたかったので、前職で許可を得た上で簡単なPR作成やissue/discussions にコメントを業務外にしていました。

2023

転職活動をし始めた頃から再度AutoMLチームのまむさん経由でカジュアル面談を設定してもらい、再度リファラルをもらい応募しました。度々本当にありがとうございます。

2024

3月にPFNにエンジニアとして入社、即PFEに出向しています。foundation models作るぞ!!

  1. ちなみに、懇親会で休学中でChainerをYANSで布教された Motoki Sato にChainerの話を教えてもらいました。これのNAIST時代のあたりのことですね。 

  2. 今思うと東大の人たちだった気がするので杉山研関係者?